踏み荒らし。クリーチャー以外の呪文が得意ではない緑にとって、必殺技といってもいいソーサリーである。

トリプルシンボルの5マナというのは決して軽くはないが、全体に+3/+3修整、そしてトランプルを付与するという豪快な効果に魅了されたものは多く、現役美少女JKプレイヤーである追葉蘭も愛用している。
そして私にとっても最も好きなソーサリー呪文であり、モダンでの本命デッキである緑単ストンピィにも必殺技として1枚採用している。決定率はあまり高くない。

そんな踏み荒らしは緑の全体強化系スペルの代表格として扱われており、様々な亜種が作られている。
中でも野生語りのガラクや背教の主導者、エズーリは構築でも一線級の実績を残している。


しかし、本家踏み荒らしは基本セット2012を最後にスタンダード環境から姿を消してしまう。
どうやらアンコモンにしてはリミテッドでの影響が大きすぎるというのが理由の一端らしい。
だったらレアに格上げしてもいいから!というと「貴重なレア枠をそんなカードで潰すな!」と怒られそうだが、どうせカスレア枠はいつもあるんだしスタンダードで踏み荒らしを使えるならそれぐらい構わないと思っている。割と本気で。
ていうか番外カードっていうリミテに関係ない収録枠できたんならそこに収録してくれよ

そして、スタン落ち以降に作られたのは全体強化はしても肝心のトランプルがなかったり、単体にしか効果が及ばなかったりなど、緑脳を満足させられるものとは言い難いものばかりであった。
一応、イニストラードにて情け知らずのガラクの変身後の姿であるヴェールの呪いのガラクの-3能力で全体強化とトランプル付与があるが、能力起動まで時間がかかる上、強化の修整値も不安定である。
タルキールの龍の玉座は問題外です


踏み荒らし欠乏症に苦しむ全世界10億人の緑使いの我慢が限界に達するかと思われたが、新たな亜種は現れた。奇しくも、最後のまともに使える類の亜種である情け知らずのガラクが登場した次元であるイニストラードで。

その名も、吠え群れの復活州民を滅ぼすものである。
自信がクリーチャーであり、しかも7/7速攻トランプルというハイスペック。
しかも、唱えた時の誘発型能力で、自軍全体に+2/+2修整とトランプル付与。唱えた時の誘発なので、自信に修整はかからないことを考慮しても、十二分に圧倒的な殺意である。
むしろ、通常の打消しでは全体強化能力は対処できないのはありがたいとも言える。

とはいえ何の弱点もないわけではなく、10マナという膨大なマナ・コストがネックとなる。
しかし、新能力の現出がその重さをカバーする。
現出を持つクリーチャーを唱える時にクリーチャーを生け贄に捧げることで、通常のコストより1マナ分安く唱えられるうえ、生け贄に捧げたクリーチャーの点数で数えたマナ・コスト分だけさらに安くなる。
現出コストで唱える場合には色マナが必要になるし、このクリーチャーの場合は緑のトリプルシンボルが必要なのだが、緑単で運用する分にはなんら問題ない。むしろ、本家踏み荒らしの色拘束を彷彿とさせて感動すら覚える。

こんなカードが登場しては、スタンでも緑単ストンピィを組まざるを得ない。
ダングローブの長老と肌変わりを並べて、何も考えずに踏み荒らしをぶっぱしてたあの頃の快感をもう一度味わいたい……!


現在、鋭意作成中。
モダンでの現状における本命デッキである緑単ビートダウンの今のレシピを確認。



フォーマット:モダン
デッキ名:下小代グリーン
コンセプト:ダングローブの長老で勝つ


~メイン~

-土地(21)-
19 《森》
2 《冠雪の森》

-クリーチャー(28)-
1 《ラノワールのエルフ》
3 《極楽鳥》
4 《貴族の教主》
4 《絡み根の霊》
2 《漁る軟泥》
3 《森のレインジャー》
4 《ダングローブの長老》
4 《皮背のベイロス》
3 《捕食者のウーズ》

-その他呪文(11)-
4 《怨恨》
1 《内にいる獣》
3 《集合した中隊》
1 《樫の力》
1 《圧倒する暴走》
1 《踏み荒らし》

~サイド~
2 《ウルヴェンワルドの足跡追い》
2 《台所の嫌がらせ屋》
2 《再利用の賢者》
2 《翼切り》
1 《内にいる獣》
2 《窒息》
2 《忍び寄る腐食》
2 《仕組まれた爆薬》



メインは特に変わっていない。
悩みどころとしては、捕食者のウーズの枚数あたり。
4枚にしてもいいのだが、怨恨がない時の突破力の無さが気になる。
最近はトリコが流行っているので、流刑への道への弱さも考慮すると3枚止まりかな。

サイドはちょいちょい変えてる。
翼切りはエムラクールも倒せるのが偉い。
窒息2枚はトリコメタ。先述の翼切りも列柱とかに効く。
そして最大の変更点は、サイドの仕組まれた爆薬である。
漸増爆弾からそっくりそのまま変えてみた。
土地だけ見れば緑単色だが、マナクリによって烈日2~3を狙って運用していきたい。

本当は今日、このデッキで友人と大会に出るつもりであった。
しかし急遽仕事が入ってしまい、ドタキャンとなってしまった。
ごめんなさい。
横浜の信心亭の大会に出てきた。

昨日友人と大会に出る予定だったが急遽自分に予定が入り出られなかったので、その罪滅ぼしというかなんというか。
一人で行ってる時点で意味ないけどね。

せっかくならと今まで行ったことのない店舗に行ってみたが、いやに緊張してしまうのは自分がコミュ障だからに違いない。

一度落ち着けば、いい雰囲気の店舗であることがわかった。
トイレに《下水の害獣》と《個人的聖域》を飾るセンス好きです。


肝心の大会の話。
出場デッキはやっぱり下小代グリーン(緑単ビートダウン)。
参加者16人で、全4回戦のスイスドロー。

以下詳細。



・1回戦 vsナヒリトリコ
1-1 こちら先攻 相手マリガン1
ダングローブの長老と皮背のベイロスに怨恨貼って押し切る。

1-2 相手先攻
呪文捕らえ2体に怨恨と集合した中隊を追放されるも、ダングローブの長老に別の怨恨貼って殴り勝ち。
やっぱりダングローブの長老+怨恨の組み合わせは素晴らしい。

○○


・2回戦 vsナヤバーン
2-1 相手先攻 相手マリガン1
野生のナカティルと僧院の速槍に序盤攻められまくるも、皮背のベイロスでなんとか止める。
しかしこちらのライフは残り1になり、火力引かれれば即負けの状況を2ターン生き延びて押し返した。
ぶっちゃけ運が良かった。

2-2 相手先攻 こちらマリガン2
相手の速槍とこちらの絡み根の霊での削り合いに。
相手は大歓楽の幻霊も出してライフを詰めようとするも、こちらは中隊で安全に展開。
最後はライフロス上等の怨恨2枚貼りで勝負あり。
やっぱ怨恨2枚引くと強いわ。

○○


・3回戦 vsジャンドビッグマナ
3-1 相手先攻 こちらマリガン1
相手は極楽鳥とか桜族の長老とか水蓮のコブラでマナ加速して酸のスライムとか墓所のタイタンとかを高速召喚してくるデッキっぽい。
ジャンド相手なら捕食者のウーズ。接死相手でも構わず突っ込んでいく。
怨恨もついてウーズ無双。
ただ、相手のミシュラランドを見落とすプレイミスは反省点。

3-2 相手先攻 相手マリガン1
ウルヴェンワルドの足跡追いが超偉い。
戦闘を有利に進めたり、水蓮のコブラを除去して邪魔したりと、八面六臂の活躍。
相手に殴打頭蓋を出されてヒヤリとするも、パワー1持ってるおかげで最後の打点も足りた。
メイン採用も考えるべきかも。

○○


・4回戦 vsナヒリトリコ
4-1 こちら先攻
ちょっとしたハプニングがあり、相手が投了。
滅多にないことなのでびっくりした。

4-2 相手先攻 こちらマリガン1
丁寧に除去され、こちらの戦力は怨恨を張った皮背のベイロスのみに。
なんとか相手のライフを4まで詰めるも、こちらの手札は森のレインジャーと踏み荒らしの2枚で、ベイロスを除去されると厳しい。
そして相手は手札3枚ほどとアンタップ状態の土地7枚(天界の列柱含む)を構えてエンド。
対抗策はもう尽きており、天界の列柱でチャンプブロックするしかないと読んで、ベイロス1体だけのために踏み荒らしを唱える!
読みが当たり、勝利。
相手の次のトップが流刑への道だったので、この行動で正解だった……と思う。

○○


4勝0敗で優勝。うれしい。

正直なところ、苦手とするデッキに当たらず、得意とするトリコに2回当たったのはとても運が良かった。
自分が戦わなかっただけで、最近流行りのドレッジを使う人もいたっぽい。
ドレッジは戦ったことが無いんだけども勝てる気がしない。
漁る軟泥を都合よく引ければいいんだろうか。それだけじゃ足りない気もする。

とにかく、今日の勝利を喜んでおく。
一番うれしいのは、決勝の最後の試合、踏み荒らしで勝負を決められたこと。
やっぱり踏み荒らしって神だわ。
昨日の信心亭モダン大会で優勝し、信心亭のDiarynote記事に下小代グリーンのデッキリストが載った。流石にデッキ名は無くて「緑単アグロ」の紹介だったけども。

自分でソワソワしながら記事を確認してしまったあたり、自分の精神性に疑問が残る。自己承認欲求ってやつだろうか。
例えるならば、放火魔が犯行後に野次馬に紛れて現場に戻って見物する感じ?違うか。

そんなこんなでデッキリスト紹介記事の話題に戻ると、この記事では、紹介デッキにある中から1枚のカードが選ばれ、画像が貼られている。
過去の傾向から察するに、そのデッキのキーカードだったり、印象に残ったカードが選ばれているようだ。

そして、今回私のデッキから選ばれたのは、皮背のベイロスであった。
確かにほぼ毎回出ていたような気がするし、決勝で止めの一撃を決めたのもベイロスだったが、もっとこう…他になんか…あるだろう!というのが率直な感想である。

個人的にはやっぱりダングローブの長老にしてほしかった。
モダンで緑単ビートダウンデッキはそれなりにあるが、ダングローブの長老の採用率はあまり高くないのである。
皮背のベイロスはほぼ必ず採用されているが、大抵のデッキは少ない土地での運用を前提としているため、ダングローブの長老が入りにくいのだ。
そういう点から考えて、私のデッキに4枚積まれているダングローブの長老を押し出してほしかった。

ここまで書いてから、スーパー上から目線であることが恥ずかしくなってしまったが、こう考えたのもまた事実であるので開き直る。
次回来店したときに店員さんに、カード画像の選出基準を聞いてみようかとも思ったが、2回目の来店でフレンドリーに話しかけるコミュニケーション能力は私に備わっていなかった。
まぁいつか機会と勇気があったら聞いてみたい。


踏み荒らし…はありえないですねすいません
モダン。それは、スタンダードに次いで人気のある(と思っていたけど最近レガシーに押されていると思わないでもない)フォーマットである。
とはいえ、スタンダードと比べると「敷居が高い」「お金がかかる」といったようなイメージがあり、敬遠しているプレイヤーが多いのも事実だと思っている。

しかし。しかしである。モダンでも、安くて(それなりに)勝てるデッキを作ることだって可能である。
あまりにもメタが多様な環境であるため、どんなデッキでもワンチャンあるのである。

そこで今回は、モダンで安価デッキを探せばまずコレ、とも言われる緑単ビートダウン、ストンピィを紹介したい。

ちなみにサイドボードは候補となるカードは挙げているが、明確な15枚は決めていない。
メタは刻々と変化するため、その時その時の時勢に合わせてサイドボードを選んでほしい。
決して、サイドボードまで考えるのが面倒だったわけではない。決して。

ついでに、このデッキにダングローブの長老は入っていない。
今回のデッキはあまり土地を並べないコンセプトのため、合わなかったのである。残念。
さらに、すべてのカードを300円以下で構築するというルールを設けたところ、その金額もオーバーしていた。残念。

《カード名》の後ろに続く()内の数字は2016年8月19日現在の、Wisdom Guild調べによる最安値である。



~メイン~

-土地(21)-
19 《森》(10)
2 《樹上の村》(100)

-クリーチャー(26)-
4 《実験体》(80)
3 《ドライアドの闘士》(25)
1 《ケッシグをうろつくもの》(10)
4 《絡み根の霊》(80)
4 《毅然さの化身》(50)
4 《カロニアの大牙獣》(25)
4 《皮背のベイロス》(130)
2 《自然の伝令、イェヴァ》(15)

-その他呪文(13)-
4 《怨恨》(80)
4 《ハイドラの血》(9)
4 《巨森の蔦》(70)
1 《踏み荒らし》(10)

~サイド~
《再利用の賢者》(50)
《霊気のほころび》(10)
《忍び寄る腐食》(180)
《ハリケーン》(20)
《突風線》(32)
《漸増爆弾》(150)
《四肢切断》(240)
《空殴り》(45)


テンプレすぎるレシピですね。はい。
いやね、それを改めて価格を出して紹介するのが大切なんですよ。評価して。

そんなこんなで、メインの総額4321円。安くね?
ブックオフの中古本が1冊100円として、からくりサーカス全43巻とほぼ同じ。べろべろばあは号泣した。


以下個別解説。

《森》
最強の土地。好きな絵柄を選ぼう。
まとめて買いたいときは、ショップでお得な20枚セットとかがあるのでおすすめ。

《樹上の村》
2マナで3/3トランプルになるミシュラランド。
枚数は適当。タップインが気になるなら別に無くてもいい。

《実験体》
1/1進化。
このデッキなら3/3ぐらいなら安定してなれる。
再生の使いどころをよく考えたい。

《ドライアドの闘士》
2/1とスペルの墓地落ち対策。
メインから瞬唱の魔道士とか未練ある魂をメタれるのはいい感じ。

《ケッシグをうろつくもの》
2/1と5マナで変身。
マナフラッドでもうれしい。ドライアドの闘士との枚数バランスはお好みで。

《絡み根の霊》
2/1で速攻と不死。
モダンでストンピィやるならこれは必須。あと怨恨。
もののけ姫にこんな顔のやついた気がする。

《毅然さの化身》
3/2到達トランプルと追加で+1/+1カウンターが乗る能力。
ガラクの仲間がすごく強くなった。時代か。
スピリットトークン相手だと、到達もうれしい。

《カロニアの大牙獣》
3/3バニラ。
2マナでこれはさすが緑。でも稲妻圏内なのは気になる。

《皮背のベイロス》
4/5バニラ。
力こそパワー。トリプルシンボルで信心も一気に稼げる。
怨恨を貼れば5/5のアンコウだって相打ち上等。

《自然の伝令、イェヴァ》
4/4瞬速。自分の緑のクリーチャー全員が瞬速タイミングで唱えられる。
スロットが余ったので適当に突っ込んだ枠。
コントロール相手に有利に動ける。
稲妻を耐えるタフネスも魅力。

《怨恨》
+2/+0修整にトランプル付与のオーラ。さらにエターナルエンチャント。
文字に起こすとやっぱりぶっ壊れてるな。
片っ端から貼り付けて殴りにいこうぜ。
対応して除去られるのには気を付けたい。

《ハイドラの血》
生物一体に緑の信心分だけ+1/+1修整のインスタント。
打点を軽く5ぐらい上げてくれる。
やっぱり対応除去には注意ですね。

《巨森の蔦》
生物一体が対戦相手の呪文・能力の対象になるのを防ぐインスタント。キッカーで+4/+4修整も。
相手の除去から守る。
被覆じゃないので自分の呪文は効くのが嬉しい。
呪禁じゃないので相手の生物に撃てば相手の呪文を邪魔できるのも嬉しい。

《踏み荒らし》
自軍全体に+3/+3修整とトランプル付与。
スロット1枚余ったんでいれちゃった。
やっぱり必殺技というか、ロマン砲って必要だと思うんです。


~サイド~
《再利用の賢者》
2/1、CIPでアーティファクトかエンチャント破壊。
CIPは強制ではないので自分の怨恨を割る心配はない。
ナイスサイド要員ではあるのだが、3マナのソーサリータイミングでは不安になるときもある。

《霊気のほころび》
アーティファクトかエンチャントをオーナーのライブラリーに押し込んでシャッフルするインスタント。
追放除去みたいな感じ。
最大の強みはワームとぐろエンジンとかいう無色タイタン対策。
再利用の賢者と選択かと。
同型で幻触落としってのもあります。

《忍び寄る腐食》
全てのアーティファクト破壊のソーサリー。
親和対策。とはいえ、マナ加速のないこのデッキで間に合うのかは知らん。

《ハリケーン》
全てのプレイヤーと飛行もちにX点ダメージのソーサリー。
飛行対策。
ライフの勝ってる場面では、プレイヤーへのX火力になるのも魅力。
ただX=5とかで撃つのは厳しい。

《突風線》
緑1マナ重くなった代わりにインスタントになったハリケーン。
重くなったことよりインスタントになったことの方がいいことも多い。
親和相手に意外と有効かもしれんね。

《漸増爆弾》
タップで蓄積カウンターを貯め、生け贄に捧げることでカウンターの数に等しいCMCのパーマネントを破壊。
除去が弱いデッキに貴重な全体除去枠。
トークン一掃したりマーフォーク一掃したり。間に合うのかは知らん。

《四肢切断》
1マナ+4点ライフで生物一体に-5/-5修整。
貴重な除去枠。
再録のおかげ?でギリギリ300円以内。

《空殴り》
2/2瞬速、プロテクション青で到達。打ち消されない。
デルバー絶対殺すマンとして刷ったのかもしれないけど、いかんせんスタン登場が遅すぎた。
青系デッキ相手にはいい仕事する。



一通り紹介したが、300円以上のものを購入する決心がついた場合には何を買えばいいかも紹介したい。

《漁る軟泥》(890)
2/2、墓地のカードを追放する起動型能力持ち。
メインから入れられる墓地対策。
まずはこれを手に入れたい。
ドレッジも流行っている昨今ではなおさらである。

《集合した中隊》(1590)
ライブラリートップ6枚から3マナ以下の生物2体を直接戦場に出すインスタント。
書いてあることおかしい。
値段は張るが、コントロール耐性がぐっと上がる。
イェヴァと交換して採用したい。

《ダングローブの長老》(400)
自分のコントロールする森に等しいパワー/タフネス。呪禁。
あまり土地が並ばないけど、1~2枚ぐらいサイドにいるといいかも。
結局提案しちゃうのかよ。単純に使ってほしいだけ。

《台所の嫌がらせ屋》(1140)
3/2CIPで2点回復。頑強も持ってる。
バーンとか速攻ビート対策。
Wikiに「ゴキブリとも呼ばれる」って書いてあるし、そのあだ名も納得なんだけど、実際に呼ばれてるところを聞いたことない。
公共の場所なんだし当たり前か。

《強情なベイロス》(486)
4/4でCIP4点回復と手札破壊対策。
バーンとかBG系相手に入れると地味に役立つ。



とりあえず勢いのままに紹介してみた。
少しでもモダン参入の手助けになればいいと思う。
そして広めたい緑単の輪。
アメドリ蒲田店のワンダー杯に参加。フォーマットはモダン。

デッキは緑単ビートダウン。レシピは最近記事に書いたもの(http://shimogo.diarynote.jp/201608062329446608/)からサイドを1枚変更。

2枚あった台所の嫌がらせ屋を1枚に減らし、最近手に入れた呪文滑りを入れた。
苦手なスケープシフトやむかつき対策を期待。
バーン相手に有効なのは台所も一緒なので、ここの交換でいいかな、と。

スイスドロー全4回戦。
以下詳細。



・1回戦 vs黒単ビートダウン
1-1 こちら先攻 お互いマリガン1
最後の望み、リリアナ!殴る前の捕食者のウーズがあっさりやられる。
そういえばあのリリアナなんて略すればいいんだろう。ノゾアナ?キボアナ?
試合の方はファイレクシアの抹消者に手も足も出ず敗北。

1-2 こちら先攻 こちらマリガン2
ダブマリから苦心のキープ、土地2枚で詰まる。
相手3ターン目リリアナ、4ターン目抹消者、こちら心折れて投了。流れが綺麗でよかった(他人事)

××


・2回戦 vs赤t緑ゴブリン
2-1 相手先攻 
初手ゴブリンの先達だったもんでバーンかな?と思ったらゴブリンの熟練扇動者が出てきて、そっちか!と驚愕。
皮背のベイロスで止めようとするも、集合した中隊を使われて出てきた軍勢の忠節者の大隊能力で先制攻撃トランプルがついて止められず。
ラブルマスターの爆発力を思い出させられた。

2-2 こちら先攻 こちらマリガン1
相手の先達の攻撃に、今度はこちらが集合した中隊。皮背のベイロスを出して返り討ちに。
ガッチリ地上を固めて制圧。

2-3 相手先攻 相手マリガン1
皮背のベイロスを焙り焼きされるも、ダングローブの長老を出す。
しかし、森が3枚しか並ばず、長老のサイズは小さいし、集合した中隊も撃てず、にらみ合いに。
こんな時にウルヴェンワルドの足跡追いがいてくれて、本当に助かった。
少しずつだが確実に相手の生物を除去していき、勝利。
とはいえ、ギリギリの勝負だった。

×○○


・3回戦 vs赤t青ドラゴンストーム
3-1 こちら先攻
ドラゴンストームってなんだよかっこよすぎるだろ。
4ターン目で相手のライフを3まで追い詰めるも、返しでボガーダンのヘルカイト×2、雷口のヘルカイト×2で死亡。
理不尽と言えば理不尽な死に方だが、なぜか清々しい気持ちになれた。
かっこよすぎるだろ。

3-2 こちら先攻
マナ加速呪文を駆使して3ターン目に雷口のヘルカイト。
クロック勝負に勝てず敗北。
ドラゴンは複数並ぶものだばかりと考えていたため、サイドの翼切りを入れなかったが、こんなルートもあるのなら入れるべきだったか。

××


・4回戦 vsバントマーフォーク
4-1 相手先攻
なみつかいつよい

4-2 こちら先攻
今まで散々辛酸を嘗めさせられてきたマーフォークだが、仕組まれた爆薬とウルヴェンワルドの足跡追いを手に入れた今は違う!
今こそ過去の屈辱を晴らすとき!いくぞ!

引かなきゃ意味ないよね。
マリガンすべきだったかな…。

××


1勝3敗。うーん。

黒単に当たると必ず抹消者にやられる。
サイドに四肢切断が丸い対策なんだろうけど、相手は4積みだろうし枚数が足りない。
対策とはいえないけど対策としては、横に並べてにらみ合いにして、踏み荒らしでドーン、ぐらいかなぁ。

ゴブリンは爆発力がやばかった。横の卓でマーフォークとやってるときに、ゴブリンの群衆追いが3体並んでた。
プロテクション青で21点ワンパンとかしてておかしいんだけど…。

マーフォークはサイドのカードが引けた場合、想定通りに戦えるのかが気になる。
サイドを引けさえすれば勝てる自信があるので。引けさえすれば。


ドラゴンストームはかっこよかった。
負けても清々しくなれるデッキって結構希少だと思うんです。


このデッキはやっぱり得意と苦手がはっきりしすぎてるな。
もうちょっと相性差を丸くしていきたい。
踏み荒らし。クリーチャー以外の呪文が得意ではない緑にとって、必殺技といってもいいソーサリーである。

そんな踏み荒らしだが、自分がモダンで愛用している緑単ビートダウンでは1枚採用している。
踏み荒らし以外にもロマン砲パンプアップ枠として、圧倒する暴走と樫の力を1枚ずつ採用している。

それら3枚の呪文は全てパンプアップ呪文ではあるが、それぞれ微妙に特性が異なる。
今回は、数多くある亜種も含めて、それらパンプアップ呪文の特徴と、今の自分のデッキに採用され得るか検討したい。

フォーマットはモダンを考慮している。


《踏み荒らし》
5マナのソーサリー。自軍全体に+3/+3修整とトランプル付与。
[長所]
・安定した効果
・トランプル付与による突破力
・個人的に好き(重要)
[短所]
・5マナのソーサリーが重い
・謎めいた命令のクリーチャータップモードを合わせられると目も当てられない
・クリーチャーが横に充分並んでいないと威力不足な時がある
※自分の一番好きなソーサリー。それだけで採用してる感は否めない。
 しかし、全除去が多かったり、カウンターの多い相手にはサイドアウト。
 キルターンの早い相手でもサイドアウト。それってほとんどサイドアウトじゃね?

《圧倒する暴走》
5マナのソーサリー。自軍全体に+X/+X修整とトランプル付与。Xは自軍の最高パワー。
[長所]
・パワー4以上がいれば踏み荒らしを超える修整、+6/+6とかも珍しくない
・最高パワーの生物は単純にパワー2倍になるので、単体強化のつもりで使ってもそれなりの威力をだせたりする
[短所]
・キャスト対応で除去されると悲惨な修整値になる
・小物しか並んでいない場合も悲惨な修整値になる
※マナコスト、カードタイプは踏み荒らしと同じだが、爆発力はこちらの方が上。
 単体除去が多い相手の場合は、踏み荒らしを残してこちらをサイドアウト。

《野生語りのガラク》
4マナのプレインズウォーカー。初期忠誠度3。
+1で対象の土地2つをアンタップ、-1で3/3のビーストトークン生成。-4で踏み荒らしと同様の効果。
[長所]
・土地アンタップ能力による手数増加、実質2マナで戦場に出せる計算
・ビーストトークン生成による継戦能力の高さ
・戦場に出した次のターンには踏み荒らしを起動可能
[短所]
・唱えたターンには踏み荒らせない奇襲性の低さ
・相手に飛行生物がいる場合など、踏み荒らしを起動できない可能性を孕む
・汗臭そう
※緑の初代プレインズウォーカー。
 マナ加速能力とトークン生成は魅力ではあるのだが、奇襲性・確実性が低いのがネック。

《州民を滅ぼすもの》
10マナ7/7速攻トランプルの無色クリーチャー。キャスト誘発で自軍全体に+2/+2修整とトランプル付与。現出によって9マナでも唱えられる。
[長所]
・自身がクリーチャーなので、頭数の増加に貢献できる。サイズも充分すぎるほど
・全体強化能力は誘発型能力なので打ち消されにくい
・無色のクリーチャーであることが意外に役立つ(対ミラディンの十字軍、精霊龍ウギンなど)
[短所]
・現出持ちとはいえ重い。自分のデッキでは一番重いクリーチャーで3マナなのも厳しい
・修整値が少し物足りない
※新顔。踏み荒らし内蔵クリーチャーは他にもいるが、タイムリーなので代表してこいつ。
 やはり重さがすごく気になる。3マナを生け贄にしても6マナ。
 出せるかどうかギリギリセーフ、むしろアウト気味のラインである。
 しかも3マナは自分のデッキの主力層だからなぁ。

《情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク》
※目当ての能力まで遠すぎるし、効果も不安定だし、流石に無いかな…。

《圧倒》《捕食者の暴力》《ジョラーガの祈祷》
※なめてんの?


ここから単体強化コーナー。

《樫の力》
4マナのインスタント。単体に+7/+7修整。
[長所]
・爆発的な修整値
・インスタント故の隙をついた一撃
・イラストがかわいい(重要)
[短所]
・トランプルが付かないことによる突破力の低さ
・一度存在がバレると、4マナも立たせていれば警戒されやすい
※4マナ7点火力と考えればその威力がわかる。
 トランプルが付かないのが弱点ではあるが、数的有利の時にゴリ押したり、空から極楽鳥に殴らせたりすれば、案外ダメージを通せる。
 除去を合わせられるのは要注意。
 そして何よりもイラストがかわいい。
 もちろんウルザズ・レガシー版以外には眼中にない。
 お前がその木をどこに植えるかなんて興味ないから。

《ハイドラの血》
1マナのインスタント。単体に緑の信心分だけ+1/+1修整。
[長所]
・1マナという軽さ
・信心次第で爆発的な修整を得ることも可能
[短所]
・トランプルが付かないことによる(ry
・信心参照故の修整値の不安定さ
※単体除去枠採用候補筆頭。樫の力のイラストがアレじゃなかったらとっくにこっち使ってる。
 とはいえ、信心依存の修整はやはり不安定。
 樫の力と同等以上の修整を得られる状況だったら、すでに勝ち盤面な気もする。

《狩人の勇気》
5マナのソーサリー。単体に+3/+3修整とトランプル付与。プレイヤーへ与えた戦闘ダメージに等しい枚数ドロー。
[長所]
・なんといってもドロー能力が魅力。5枚以上のドローも可能
・トランプル付与もあるため、とどめの一撃にも(一応)使える
[短所]
・コストもカードタイプも重いため、隙が大きい
・5マナも使って上がるパワーは3のみという威力不足
※他の強化カードとは一風変わったドロー能力が最大の特徴。
 しかしそれにリソースを割いたため、修整値の方がしょっぱいことになっている。
 やはり5マナ使うんなら決定力が欲しい。

《強大化》
6マナのインスタント。単体に+6/+6修整。探査持ちで、最高で緑1マナで唱えられる。
[長所]
・探査での軽さとインスタントによる奇襲性の高さ
・修整値も充分な威力
・自分の墓地を掃除することで相手のタルモゴイフを小さくすることもできる
[短所]
・トランプルが付か(ry
・探査故のコストの不安定さ
・漁る軟泥とのアンチシナジー
※スーパークレイジーズーで話題の呪文。樫の力にはわずかに劣るものの、充分な修整値。
 探査も、3枚追放すれば4マナと考えると現実的に思える。
 これもハイドラの血と同様に候補。

《岩石樹の祈り》
4マナのインスタント。単体に+5/+5修整と被覆付与。刹那も持っている。
[長所]
・刹那によって打消しや対応除去に(ほぼ)無敵
・被覆によって呪文が通った後も単体除去を通さない
[短所]
・トラ(ry
・樫の力に比べると修整値がやや小さい
※なんといっても刹那が最大の持ち味。
 被覆との相性も抜群で、ブロックされなかった極楽鳥にも安心して唱えられる。
 修整値が小さめなのが気になるが、打消し・除去をバランスよく採用するトリコが増えている昨今では有用か。


候補は大体こんなかんじだろうか。
全体強化枠で野生語りのガラク、単体強化枠でハイドラの血、強大化あたりを試してみたい。

こうして比べてみて、踏み荒らしはやっぱり最強スペルであることがわかりました。まる。





祝・踏み荒らしコンスピラシー2再録。
晴れる屋の休日モダン杯に出ようと思ったら、なんか競技レベルが高い日だった。
まぁ遊べるんならいいかと出場。

使用デッキはいつも通り緑単ビートダウン。

参加者は69人で、スイスドロー全7回戦。
ベスト8以上を目指す。


・1回戦 vs青単マーフォーク
1-1 こちら先攻
相手のロードが1体しか出ず、漁る軟泥の死体処理も手伝い、じわじわとこちらのペースに。
でも波使い1枚で戦線が瓦解。物量に飲み込まれる。

1-2 こちら先攻 お互いマリガン1
サイドインしたウルヴェンワルドの足跡追いや仕組まれた爆薬が引けない。
森を島にされて渡られ、ノーガードの殴り合いになるも、やっぱり波使いに盤面を掌握されて負け。
マーフォークへの苦手意識は払拭したと思ったんだけどなぁ…。

××


・2回戦 vsロボッツ
2-1 相手先攻
相手は2ターン目でハンドレス。もはや様式美。
頭蓋囲いを装備した大霊堂のスカージが止まらん。

2-2 こちら先攻 相手マリガン1
マナ加速なしで間に合うか不安だったが、4ターン目まで生き延びて忍び寄る腐食が決まる。
しかし墨蛾の生息地は残っており、こちらが殴り倒す前にあわや毒殺のピンチ。
そこはチャンプブロッカー極楽鳥が来てくれて助かった。

2-3 相手先攻 相手マリガン1
相手がマナスクリュー。1枚の土地とバネ葉の太鼓を叩く大霊堂のスカージで何とかやりくりしようとしていたが、再利用の賢者でスカージを叩き割ってどーん。

×○○


・3回戦 vsブルームーン
3-1 こちら先攻
メインから相手の血染めの月4枚を腐らせることに成功。
相手が絡み根に電解→対応して樫の力→どーん。

3-2 相手先攻
タフネス4以上になったダングローブの長老は、もはや青赤では対処不可。無双。
デッキ相性が良すぎた。

○○


・4回戦 vs赤タッチ緑バーン
4-1 相手先攻
ゴーア族の暴行者懐かしいな。
さらにアタルカの命令で成す術なく死亡。

4-2 こちら先攻
相手が土地1枚のマナスクリューに苦しんでいる間にビートダウン。

4-3 相手先攻
タルモ×2、ケラル砦の修道院長×2を相手ににらみ合っている状態から、眩しい炎というシークレットテクでライフを一気に持っていかれる。
しかし、仕組まれた爆薬をマナクリの力を借りてX=2で設置、爆破して形勢逆転、そのまま勝利。
仕組まれた爆薬は初使用だったが、やっぱり違和感なく使えた。これを確認できたのはありがたい。

×○○


・5回戦 vsドランビートダウン
5-1 こちら先攻
ヴェリアナとかサイじゃなくて、台所の嫌がらせ屋とか修復の天使が入ってたので無限頑強的な感じだったのだろうか?
風番いのロックを久しぶりに見る。
ターンが返ってくれば圧倒する暴走で勝ち、というところで静寂の守り手、リンヴァーラを出される。
マナクリがバニラになり、マナが足りなくて唱えられず、飛行を止められず死亡。

5-2 こちら先攻 お互いマリガン1
お互い貴族の教主でぺちぺち殴り合う平和な展開から、こちらのウルヴェンワルドの足跡追いでマナクリ駆逐タイムへ。
ロックを出されるも、捕食者のウーズがもう少しで格闘圏内のP/Tになる!というところで足跡追いが除去されてしまう。
飛行に対処できず、負け。
「システムクリーチャーは除去に弱い」という基本中の基本が身に染みた。

××


・6回戦 vsトリコトラフト
6-1 相手先攻 相手マリガン1
トラフトが出てくるが、皮背のベイロスの前では3マナ2/2に過ぎない。
横に並べて踏み荒らしで決める。やはりこの快感は病みつきだ。

6-2 相手先攻
相手のターンエンド時に集合した中隊→差し戻される→じゃあ自分のターンで窒息置きます→GG
窒息もやばいけど集合した中隊がインスタントってのが本当に強い。

○○


・7回戦 vsバントエルドラージ
7-1 相手先攻 相手マリガン1
早いターンから希望を溺れさせるものと現実を砕くものを並べられ、苦戦を強いられる。
絡み根の霊に樫の力を撃って打ち取ろうと目論むも、難題の予見者に弾かれてGG。
樫の力以外に限らず、踏み荒らしとかのビックリ枠をハンデスで見られた時の恥ずかしさったらないわ。

7-2 こちら先攻 相手マリガン1
ウルヴェンワルドの足跡追いが活躍。
現実を砕くもの相手でも、皮背のベイロスが単騎で殴って賛美誘発で5/6になってからの格闘で一方的に除去。
ほんと頼れる。

7-3 相手先攻
相手が土地2枚で止まり、ビートダウン完遂。

×○○


○総合成績
5勝2敗で13位。
同じ勝ち点の人の中でも最下位だったことを考えても、やはり初戦を落とすことは致命的だと痛感した。

一方で、初戦を落としながらもここまで挽回できたのは、苦手とするアンフェアデッキに全く当たらなかったからと言える。
強いて言うならロボッツぐらいか。

上位卓にはドレッジとか感染とかいたっぽいし、単純に当たり運が良かっただけとも考えられるが、最近のメタの傾向なのかもしれない。
勝てそうなメタのうちに結果出したいな。

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